皆さまのお店や施設で Google の「ストリートビュー」は、導入されていますでしょうか。
ストリートビューは特に、店舗集客に注力しているお店・採用に注力している企業が取り入れるべきものであるといえます。
なぜ撮影コストをかけてでもストリートビューを導入した方がいいのか。
今回はその具体的な理由と、メリットについて解説していきます!
Google ストリートビューとは?
ストリートビューとは、Google の検索エンジンやマップ上からパノラマ写真で施設内を360°見渡すことのできるサービスです。
ストリートビューを公開することで、文章では伝わりにくい店内の雰囲気や魅力を余すことなく伝えられます。
もともとストリートビューは Google が公道を撮影したものでしたが、数年前から施設・店内・イベント会場内も撮影できるようになりました。
名称は、おみせフォトからインドアビューと変更後、ストリートビューで統一されるようになりました。
現在も公道の撮影は、主に Google が行なっています。屋根に全天球カメラのついたストリートビュー撮影車を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
施設内等の撮影は、Google から認定を受けたフォトグラファーや、一般ユーザーも撮影・アップロードすることができます。
アップロードした写真は、iPhoneなどのスマートフォンやマルチデバイスから閲覧可能です。
検索結果での表示方法
例として Google 検索で「札幌市時計台」と検索すると下記のように表示されます。こちらはビジネスプロフィール(旧: Google マイビジネス)といいます。
ビジネスプロフィール内の「写真」→「ストリートビューと360°ビュー」とクリックするとこのように表示されます。
赤枠内の矢印をクリックすると、ストリートビューが表示されます。
ストリートビューのメリット
ストリートビューには多くのメリットがありますので紹介していきます。
- Web上でその場にいるような臨場感を体験できる
- 世界中の Google ユーザーにビジネスをアピールできる
- 競合他社との差別化につながり集客力アップ
- 店舗のウェブサイトやブログに自由に埋め込みできる
- マルチデバイス対応でスマートフォンやタブレット、パソコンなど様々なデバイスから閲覧できる
- ビジネスプロフィールに写真、ストリートビューなどの情報が揃っていると興味が2倍向上する
- ビジネスプロフィールに営業時間など含め情報が揃っていると信頼度が78%高くなる
- Google マップを検索してから来店する割合が41%増える
- 店内ツアーができることで商品購入の検討をしてもらえる確率が29%高くなる
(6〜9 参考資料: Google と Ipsos Media CTの調査レポート)
ストリートビューの活用方法
例1. 観光客への訴求
ストリートビューは、国内外を問わず世界中のユーザーに対して施設の魅力をアピールすることができるため、観光などのシーンでも役立ちます。
施設内の様子をビジネスプロフィールに掲載して集客力をアップしましょう。Google の情報によるとビジネス検索された約2人に1人が店舗へ来店しています。
(出典: Google マップ 公式サイト|Google マップで自社に注目を集める)
例2. 店舗利用者への訴求
特に飲食店の場合、おひとり様向けに一人席の有無、おおよその席数、店内の広さ等を分かるようにすることで新規客の獲得にもつながります。
お子様がいるご家庭では、お座敷や小上がりの有無、子連れでも問題ないか、キッズスペースの有無等を事前に調べてから足運ばれる方も少なくありません。
例3. 人材採用
就職希望者が企業や店舗情報を調べる際にも、ビジネスプロフィールを参考にする方は多いでしょう。
店舗やオフィス内をストリートビューで公開することで、職場の雰囲気やオフィスの魅力を直感的に訴求することができます。
例4. その他
ストリートビューは、施設外の撮影も可能です。
例として、駐車場の台数はホームページ等でも確認できますが、来店後に「車幅・車高の都合で停められなかった」ということもあるかと思います。ツアー内に駐車場の様子も含めることでこのような問題を防ぐことができます。
撮影不可・条件付きの施設
次の業種・施設に該当する場合は、ストリートビューの公開ができません。
- アパート
- 住宅
- メンタルヘルスクリニック
- 中絶クリニック
- 外傷センター
- リハビリセンター
- 中毒治療センター
- 警察・軍事施設
- 拘置所・刑務所
次の業種・施設に該当する場合は、人物が一切写り込まないことが公開条件となります。
- 居住施設のない歯科医院
- レーザークリニック
- 美容外科クリニック
- 理学療法センター
- 超音波センター
- 保育園
- 幼稚園
- 小学校
- 中学校
- 高等学校
- 病院
- 介護施設・老人ホーム
- 成人向けクラブ
- パーラー
- 成人専用として法的に制限されているお店やサービス
撮影時の注意点
当社の場合ではございますが、ストリートビューの撮影を行う際の注意点をご紹介します。撮影を検討している際のご参考になれればと思います。
- 基本的に日中の明るい時間に撮影を行います。ご希望により夜間撮影も可能です。
- 撮影時に人が居るか居ないかで、撮影時間や編集時間にお時間がかかる場合があります。
- 従業員の方は写り込んでも問題ありませんが、通行人やお客さまなど予期せず写ってしまった方についてはぼかし加工を行います。
- 天候により撮影日時の変更をお願いする場合があります。
- 写したくないものは一時的に目隠しや移動をお願いしております。
ローカルSEOにも活躍!
近年よく耳にするようになった「ローカルSEO」についてもご紹介します。
ローカルSEOとは、ローカルパック内でビジネスプロフィールを上位表示させるための取り組みを指します。
上位表示を目指す理由として「見込客から発見されやすくなる」ということが挙げられます。
当記事をご覧の皆さまも「ラーメン 札幌」「美容室 札幌」などの「キーワード+地域」で検索をすることがあるかと思います。
「キーワード+地域」で検索した際、競合店も同時に表示されますので何ページも後に表示されてしまうと見込顧客が他店へ流れてしまう可能性もあります。
Google の検索結果のアルゴリズム(計算式)は全て公開されているわけではないので確実ではありませんが、掲載順位の改善方法のひとつに「写真を追加する」とビジネス プロフィール ヘルプ内にも明確に記載されています。
口コミの評価やさまざまな要因から掲載順位決定されるため一概には言えませんが、ローカルSEOの上位表示を狙う際にもストリートビューは有効であるといえます。詳しくは以下のリンクをご覧ください。
まとめ
Google ストリートビューは毎月の掲載料金などは不要で、コストパフォーマンスの高い集客ツールとしても注目されています。
皆さまの店舗や施設の利用を検討しているユーザーに視覚的にアピールでき、競合店との差別化にも繋がります。集客のほか人材採用の場面でも有効なので、活用を検討してみてはいかがでしょうか。
弊社でもストリートビューの撮影サービスを提供していますので、ご興味のある方はぜひお気軽にお問合せくださいませ。