広告を出稿した際に、主にリンク先のページとして使用される「ランディングページ(LP)」 。
この記事をご覧いただいている方のなかには、以下のようにお考えの方も多いのではないでしょうか。
- ランディングページ制作の検討をしている方
- 既にランディングページを導入しているがなぜ必要かよくわからない方
- 改めて必要性を知りたい方
- ホームページとの違いを知りたい方
今回は、上記の方に向けてランディングページの必要性やメリットについて解説していきます。
そもそもランディングページとは?
ランディングページ(Landing Page、通称エルピー)には、大きく分けて二つの意味合いがあります。
- リンク先のページ全般のこと
- インターネット広告のリンク先で最初に着地(ランディング)するページのこと
(出典:フリー百科事典 ウィキペディア|ランディングページ最適化)
1.リンク先全般のこと
広い意味合いとしては、以下の画像のような検索エンジン等からのリンク先全般を指します。

2.インターネット広告のリンク先のこと
もう一つは、広告を出稿した際に設置されるリンク先のページを指します。
この場合のランディングページは、商品購入や資料請求・新規見込み客の情報を獲得するためのページを指します。
一般的な「ランディングページ」はこちらの意味合いで使用されます。
したがって、ここからは後者のランディングページとして解説していきます。
ランディングページが表示されるまでの流れ
具体的に、ランディングページが表示されるまでの流れは、以下のようになります。
▶️リスティング広告の場合
リスティング広告( Google リスティング広告、Yahoo! 検索広告)の場合は以下の通りです。
- ユーザーが Google やYahoo! の検索エンジンでキーワードを入力し検索をかける
- キーワードに基づいたリスティング広告がそれぞれの検索結果に表示される
- 広告をクリックするとランディングページへ遷移する

▶️ディスプレイ広告の場合
ディスプレイ広告(Google ディスプレイ広告、Yahoo! ディスプレイ広告 運用型)の場合は以下の通りです。
- ユーザーが日常的に、気になる企業やサービスのホームページ等を閲覧する(アクションを起こす)
- リマーケティング等のターゲティングされたユーザーへ、Webサイトやアプリ内でディスプレイ広告が表示される
- ディスプレイ広告をクリックするとランディングページへ遷移する

リマーケティング
Google 広告ではリマーケティング、Yahoo! 広告ではサイトリターゲティングといいます。
「過去にサイトに訪問したユーザー」「ECサイトでカートに入れたが購入に至っていないカゴ落ちしたユーザー」等を追いかけて広告を表示し、コンバージョン(※1)を促す機能のこと。
現に私は今回、Yahoo! の検索エンジンで先に「DUO」という化粧品関連の商品を検索し、その後Yahoo! 天気から「DUO」のディスプレイ広告が表示されています。こちらがリマーケティング(リターゲティング)機能です。
(※1)コンバージョンとは、そのサイトが目標とする成果のことを指します。 目標とする成果はサイトにより異なります。主に「商品購入、資料請求、電話・メール問い合わせの獲得」などが挙げられます。
Webサイトとランディングページの比較
Webサイトの特徴
Webサイトやコーポレートサイトは、インターネット上の企業の顔として、訪れたユーザーに自社の紹介をします。
基本的には複数のページから構成されています。
- 商品説明/紹介
- 在庫情報
- ブログ/お役立ち情報
- スタッフ紹介
- 店舗案内
- ツール
- 会社概要…
ランディングページの特徴
一方でランディングページの構成は、商品やサービスの魅力を発信することに特化していることが特徴です。
コーポレートサイトのように、リンク先が複数存在するとユーザーは迷子になってしまいます。
ページのリンク先が多いほどユーザーからコンバージョンを獲得するのは困難になります。
したがって、コンバージョン以外のリンク先以外はほぼ貼りません。
ランディングページを作るメリット3選
ここでは、ランディングページを制作するメリットをお伝えします。
1.コンバージョンを獲得しやすい
ランディングページはホームページと違い、商品の魅力を訴求できるのでコンバージョンを獲得しやすいという特徴があります。
先述の通り、ランディングページの最大のメリットは、ページ遷移が圧倒的に少ないことです。
ページの遷移が少なく、随所に設置したCTAボタンからユーザーのコンバージョン獲得を促します。
2.伝えたい内容をユーザーにダイレクトに訴求できる
小さめのデザインもありますが、ランディングページは基本的に縦一枚のページで構成されています。

「大人のカロリミット」

「デュオ ザ クレンジングバーム ブラックリペア」
ユーザーの購買意欲を掻き立てる構成で、ネット上で接客し、チラシを読んでいる感覚を与えられます。
制作コストはかかりますが、24時間スタッフの代わりに働き、見込み客の収集ができると考えると費用対効果は高いといえるでしょう。
3.Webサイトよりも改善しやすい
コンテンツ | 改善性の違い |
---|---|
Webサイト | リンク先が複数ページあり、流入経路が複雑なので離脱される可能性がある。ユーザーがどこで躊躇しているかボトルネックを探しにくい。 |
ランディングページ | ページの遷移がほぼないので、ヒートマップ等のツールを使用することでユーザーが離脱する箇所を見つけやすく改善しやすい。 |
ランディングページでのコンバージョン数が低い際には、具体的な改善点として以下が挙げられます。
- ファーストビューやアイキャッチ部分に問題がないか
- 画像の読み込み速度に問題がないか
- 色合いやフォントが読みにくさ等に問題がないか
- ユーザビリティ等の操作性に問題がないか
上記のような場合は、A/Bテスト(AとBパターンではどちらの方がコンバージョン率が高いかの検証)をすることで、ある程度まで改善できます。
以上のようにランディングページは、Webサイトよりも改善しやすいというメリットがあります。
まとめ
ランディングページの導入を検討されている場合、ランディングページの必要性やメリットを理解しておく必要があります。
本記事では、ランディングページの導入の検討をしている方、既に導入されていて改めて必要性を知りたい方向けにメリット等をご紹介しました。
弊社でもインターネット広告の運用、ランディングページ制作を承っておりますので、お困りの際はぜひお気軽にご相談くださいませ。