お店用のアカウントを発行し集客につなげたり、最新情報を発信したりとさまざまなシーンで活躍するInstagram。
今回は店舗での集客にInstagramを活用したい方へ、
「ビジネスアカウントと個人アカウントは何が違うのか」
「ビジネスアカウントのメリットとデメリット」
「個人アカウントへの戻し方」について解説していきます!
コンテンツ
Instagramを推奨する理由
幅広い年齢層をカバーしている
下記は、ユーザーを性別、年齢別にまとめたものです。
性別 | 利用率 |
---|---|
全体 | 42.3% |
男性 | 35.3% |
女性 | 49.4% |
各年代 | 利用率 |
---|---|
10代 | 69.0% |
20代 | 68.1% |
30代 | 55.6% |
40代 | 38.7% |
50代 | 30.3% |
60代 | 13.8% |
年代が上がるにつれて利用率は下がっていくものの、幅広い年齢層の方がInstagramを利用していることがわかります。
さらに、総務省が公開した次の報告書には
「Instagram」の利用率は、全年代では一貫して増加しており、今回調査では「Twitter」に並び、「LINE」に次ぐ利用率。
引用:令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書
との記載があります。
若年層ユーザーのみではないため、幅広い年代層へリーチできるSNSであるといえます。
プロアカウントとは?
Instagramのプロアカウントとは、主に企業や法人向けのビジネスアカウント、モデルやインフルエンサー等のクリエイター向けアカウントの総称を指します。アカウント作成の初期設定では個人アカウントとして登録されます。
プロアカウントには、下記の二種類があります。
アカウント | 使用目的 |
---|---|
ビジネスアカウント | 主に企業や店舗がある場合に使用されることが多い |
クリエイターアカウント | 主に営業ごとのアカウントや著名人、 有名人等の個人で使用されることが多い |
プロアカウントでできること
プロアカウントにすることにより利用できる機能について紹介します。
インサイトを利用できる
インサイトとは、正式には「Instagramインサイト」という無料の分析ツールです。
投稿ごとにユーザーがどのようなアクションを起こしたか分析をすることも可能になります。
個人アカウントからプロアカウントに途中から切り替えた場合は、その時点からのデータが収集されます。
ビジネス情報を掲載できる
プロアカウントにすることにより、プロフィール欄にビジネスの住所や電話番号、Webサイトの掲載が可能となります。
投稿を宣伝できる
プロアカウントにすると、過去の投稿を「宣伝」し多くのユーザーに見てもらうことができます。
InstagramはTwitter等とは違い拡散力に欠けているSNSといえます。自身の投稿を宣伝することにより、今まで届かなかったユーザーへリーチできるようになります。
「目標」「オーディエンス(ターゲット)」「期間と金額」を設定するだけで簡単にできます。

ショッピング機能が利用できるようになる
「ビジネスアカウント」であれば投稿からECサイトへページ遷移させられます。
メールボックスが2つ利用できるようになる
個人アカウントでは1つしか利用できないメールボックスが、ビジネスアカウントにすると「メイン」「一般」の2つ利用できるようになります。
メインを仕事用、一般をプライベート用とフォルダ分けをする方も。プライベートとアカウントを一緒にして使い分けたい場合はこちらがおすすめです。
ビジネスアカウントとクリエイターアカウントの違い
各ボタンの表示内容
アカウント | 「電話、メール」 | 「道順」 | 「席を予約する」「料理を注文」※ |
---|---|---|---|
ビジネスアカウント | ○ | ○ | ○ |
クリエイターアカウント | ○ | × | × |
※ぐるなびに掲載されていて予約できる店舗であることが条件です。
ショッピング機能(ShopNow)の有無
アカウント | 有無 |
---|---|
ビジネスアカウント | 有※ |
クリエイターアカウント | 無 |
※投稿画面にECサイト(オンラインショップ)のリンクを貼れるので、商品を販売したい場合はビジネスアカウントを選択しましょう。
ショッピング機能の要件は、Instagramのアカウントがビジネスアカウントであると同時に、InstagramプロフィールをFacebookビジネスページにリンクさせる必要があります。他にも販売する商品が適切であるかなどのさまざまな条件がありますので、詳しく知りたい方はInstagramショッピング設定ガイドをご覧ください。
プロアカウントのメリットとデメリットは?
メリット
- 無料で使用できる
Instagramのプロアカウントは、広告を出稿しないかぎり無料で使用できます。 - プロフィール欄にメッセージや電話機能の「連絡先」を追加できるようになる
問い合わせや資料請求、予約獲得につなげられる可能性があります。 - インサイトが利用できるようになる
Instagramで集客を目指すならインサイトの利用は必須です。ユーザーがどのような投稿を求めているかを把握できるのは、プロアカウントの最大のメリットと言っても過言ではありません。
デメリット
- 非公開にできない
プロアカウントは、非公開(鍵付きアカウント)にできないというデメリットがあります。もし非公開にしたい場合は個人アカウントに戻す事で非公開設定が可能になります。 - 個人アカウントにもどす際に注意が必要
プロアカウントから個人アカウントに戻すと収集していたインサイトのデータや広告コンテンツが全てリセットされます。
インサイトについて
解説
解説 | |
---|---|
リーチしたアカウント数 | インプレッション、アカウントへのアクティビティ、プロフィールアクセス数、ウェブサイトのタップ数、[メールを送信]ボタンのタップ数、[道順を表示]のタップ数、[電話する]ボタンのタップ数がわかります。 主にアカウントに対して分析をすることができます。 |
コンテンツでのインタラクション | 投稿でのインタラクション、いいね!数、保存数、ストーリーズでのインタラクション数、IGTV動画でのインタラクション数がわかります。 主に自分の投稿に対して分析をすることができます。 |
オーディエンス※ | フォロー数、フォローをやめた数、トップの場所、ユーザーの年齢層、性別、最もアクティブな時間、曜日がわかります。 主にフォロワーの情報を分析することができます。 |
※オーディエンスは、フォロワーが100人以上居ると情報取得できます。
- リーチ数とは、何人のユーザーが閲覧したかという数値です。3人が見ていればリーチ数は3となります。
- インプレッション数とは、一人のユーザーが何回投稿を閲覧したかという数値です。
(3人がそれぞれ同じ投稿を2回ずつ見ていた場合、リーチ数3、インプレッション数6となります) - インタラクション数とは、ユーザーが投稿からプロフィールへアクセスした数値のことです。
- トップの場所とは、「札幌市」「大阪市」等と表示されフォロワーが多い地域の数値を表しています。
インサイトでわかること
- 「どのようなフォロワーがいるか(性別、年齢、地域等)」
- 「店舗近辺に住んでいるユーザーがフォローしてくれているか」
- 「どのような投稿をしたときにフォロワーが増減したか」
等のさまざまな分析ができるようになります。
アカウントの切り替え方法
個人アカウントからプロアカウントへの切り替え方法
- プロフィールの右上の「≡」ハンバーガーメニュー
- 「設定」
- 「アカウント」
- 「プロアカウントに切り替える」
- 「クリエイター」か「ビジネス」を選択
プロアカウントから個人アカウントに戻す方法
- プロフィールの右上の「≡」ハンバーガーメニュー
- 「設定」
- 「アカウント」
- 「アカウントタイプを切り替え」
- 「個人用アカウントに切り替える」
※広告コンテンツが失われたりインサイトが表示されなくなったりしますが、クリエイターアカウントにはいつでも戻すことができます。
まとめ
ビジネスでInstagramのアカウントを作成することでフォロワーとの交流もでき、ファンの創出を同時にすることも可能となります。
個人アカウントとプロアカウントの切り替えもとても簡単ですよね。
広告出稿以外は全て無料で使えますので、認知度を向上させる際にも最適です。
ユーザーの年齢層も幅広いInstagramを利用して、ビジネスの発信や集客に役立てましょう!