LINEのユーザー数は国内人口の約7割。また、LINE公式アカウント(旧:LINE@)を活用している店舗や企業は、認証済みアカウントだけでも39万件以上あります。
今回は、LINE公式アカウントを活用している企業や店舗が「誕生月(日)の友だち(お客様)にだけクーポン配信をする方法」をご紹介します。
結論を先に述べると、LINE公式アカウントの標準の機能だけでは「誕生月の友だちだけにクーポン配信をする」ということには限界があります。
LINEの標準機能の場合、タグをつけることで対応可能の場合もありますが、以下の条件が必要となります。
- LINEのアカウントとお客様情報が一致している必要がある
- タグ付けをする際は手動で行う必要がある
- 絞り込み配信の際、該当するお客様が最低50人、配信対象者が100人いなければ配信できない
上記の問題を解決し対象者にのみ配信する場合は、外部の拡張ツールを活用する必要があります。
しかし、こういった外部ツールは、ランニングコストが高額であったり「難しそう」と思われる方も少なくないでしょう。
そこで当記事では、簡単かつ低価格な月額料金で利用できる「エルプラス」で「誕生月(日)の友だちにだけクーポン配信をする」方法をご紹介します!
LINE公式アカウントでバースデークーポンを対象の友だちだけに配信する方法とは?
LINE公式アカウントの「メッセージ配信」機能は、多くの企業や店舗様で活用されていますが、バースデークーポンを「友だち全員」に配信している企業様が多く見受けられます。
そもそもLINE公式アカウントの標準機能では、以下の5つの項目でしか対象者を絞り込むことができません。
絞り込み配信(フィルター設定)項目 | 詳細 |
---|---|
性別 | 男性、女性 |
年齢 | 14歳以下、15〜19歳、20〜24歳、25〜29歳、30〜34歳、35〜39歳、40〜44歳、45〜49歳、50歳以上 |
OS | Android、iOS、Windows Phone、BlackBerry、Nokia、Firefox |
友だち期間 | 6日以下、7〜29日、30〜89日、90〜179日、180〜364日、365日以上 |
エリア | 各47都道府県を個別で選択または地方から選択(北海道・東北地方、関東地方、甲信越・北陸地方、東海地方、関西地方、中国地方、四国地方、九州・沖縄地方) |
上記の通り、LINEのフィルター項目には「誕生日」がありません。
したがって、標準の機能だけでは「誕生月の友だちにだけクーポン配信をする」ことはできないのです。
対策方法:拡張ツールを利用する
「LINE公式アカウントの拡張ツールを利用する」というと難しく聞こえるかもしれません。
しかし流れとしては、
- 友だちにプロフィール登録をしてもらう
- 登録内容に沿ったメッセージ配信をする
という単純なものです。
以下に、友だちが実際に操作する「プロフィール登録画面」を掲載します。
標準機能では把握できない氏名や誕生日を回答してもらうことで、アカウントとお客様の情報が紐付けされ、誕生月(日)の方に絞ってバースデークーポンを配信することが可能となります。
LINE公式アカウント | エルプラス | |
---|---|---|
氏名の連携 | △ チャットで答えてもらうなどの対策が必要 | ○ プロフィール登録をしてもらうとLINEのアカウントと入力した氏名が紐づく |
誕生月(日)情報 | △ チャットで答えてもらうなどの対策が必要 | ○ プロフィール登録をしてもらうとLINEのアカウントと入力した誕生月(日)が紐づく |
誕生月(日)ではないお客様にはバースデークーポンが届かないため、ニーズに合うメッセージ配信が可能です。
友だちが店舗のLINE公式アカウントをブロック削除し、再度店舗のLINE公式アカウントを登録しても、最初に入力した誕生日データが引き継がれます。
クーポンの不正利用はできないのもエルプラスの魅力のひとつです!
バースデークーポンを配信するメリットとは?
バースデークーポンを配信することによって得られるメリットとデメリットは以下の通りです。
1.リピート率の向上
バースデークーポンを受け取ったお客様は店舗に再度来店する可能性が高まります。特別な日に自分に向けられたサービスや割引を受けることで、リピート率の向上が大いに期待できるでしょう。
2.顧客満足度の向上
バースデークーポンは、お客様に特別感を与えます。特別に受けられるサービスや割引を受けることで顧客満足度の向上に繋がります。
3.口コミの拡散、新規顧客の獲得
バースデークーポンをもらったお客様が、SNSや口コミで話題にしていただけることもあります。したがって、別の新たな顧客獲得に繋がることが大いに期待できるでしょう。
4.顧客情報の収集
バースデークーポンを利用するためには、お客様から誕生日の情報をご提供いただく必要があります。
エルプラスでは、プロフィール登録機能があるため様々な情報を同時に収集できます。
店舗の認知はどこで知ったのか、どの程度ご来店されているか等の情報を同時に収集することで、より戦略的なマーケティングが可能となります。
5.LINEならハガキを忘れることがない
ハガキ等でバースデークーポンを送付している企業も多いのではないでしょうか。しかしハガキの場合、企業や店舗としては、印刷や郵送代のコストが発生し、お客様はハガキを忘れてしまう可能性もあります。
これらの問題も、今ではLINEで解決できます。
- 店舗側→郵送代や印刷会社等に依頼するコストも削減できる
- 顧客側→クーポンはLINE内で完結するためスマホがあればOK。利便性が高まり、顧客満足度の向上に繋がる
考えられるデメリットとは?
デメリットは、ランニングコストが発生する点です。エルプラスの料金は、以下の通りです。
コストは3,000円〜10,000円の4プランで、友だちの人数や用途に応じてご利用いただけます。
今回は主に誕生日クーポンの内容をメインとしていますが、顧客管理機能や会員証機能、LINEでの呼び出し機能等の様々な機能が備わっています。
また、トーク画面下部にある「リッチメニュー」も2枚以上設置でき、店舗へのアクセス方法や予約ページへの誘導も可能です。
ECサイトを運営している店舗であれば、LINEから簡単にアクセスできます。お客様の利便性やこれらを考慮すると、非常に安価に利用できるツールです。
上記以上の友だちがいる場合は、1アカウント30万人まででしたら対応が可能ですので、お気軽にご相談ください。
他には、クーポンの使用による一時的な利益率の低下もデメリットとして挙げられます。
しかし、新規顧客の獲得にはリピーター客の5倍のコストを要するという「1:5の法則」があり、既存顧客よりも新規客は利益率も低いといわれています。
一般的にはリピーターの方が利益率も高いことから、他社に流れてしまう可能性を考慮するのであれば一歩進んだ手法で顧客にアプローチする必要があるのではないでしょうか。
まとめ
当記事では、エルプラスを活用した「誕生月(日)の友だちだけにバースデークーポンを配信する方法」をお伝えいたしました。
今回はバースデークーポンに絞った内容ですが、その他にも「店舗が配信したいクーポン」に沿って自由に項目を設定できます。
エルプラスは組み合わせ次第で無限大に活用できるサービスです。LINE関連のサービスはここ数年で爆発的に成長し、今後もどんどん普及されていくと考えられます。
集客やリピート率に悩まれている方はぜひエルプラスの導入をご検討してみてはいかがでしょうか。