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検索順位とアクセス数を失うことなくドメインを変更する方法とは?

ドメイン名を変更する際は慎重な手続きが必要です。適切に処理しなければ検索エンジンの順位やアクセス数が低下し、あなたのビジネスに悪影響を及ぼす可能性があります。

適切に処理をすることでこれらのリスクを最小限に抑えることができるので、ドメインの変更を検討している方はぜひチェックしてみてください。

ドメインを変更する理由

はじめに「ドメイン名は可能な限り変更しない方が良い」ということを知っておく必要があります。

適切な手順を踏んだとしても、ドメイン名の変更によって検索順位やアクセス数が変動し、これらは数カ月間続く可能性があります。

会社の統合・買収・名称変更

ドメイン名の変更を検討する場面とは、会社の合併や買収、運営方針の転換、名称の変更による変更が挙げられるでしょう。

ドメインの統合

企業によっては複数のドメインで運用していることがあります。例えば国・地域別のドメインであったり、特定の商品用に作られたWebサイトのドメインの統合などです。

このような場合、複数のドメインをメインのドメインに統合することはSEOの観点から見ても理にかなっているといえます。ドメインの統合には短期的なリスクが伴うものの、長期的にはリソースの集約によるメリットのほうが大きいと考えられるからです。

https(SSL通信)への移行

2014年以降、httpsは検索順位に影響を与える要素のひとつとなっています。

また、既にほとんどのサイトが移行しているとは思いますが、2018年に Google は非httpsサイトをセキュリティの低いサイトとして評価しています。

したがって、まだhttpsを導入していないサイトは速やかに導入することを検討しましょう。なお、Google はhttpsの導入をドメインの変更として扱うことに注意する必要があります。

ドメインを変更しない方が良いケース

自身のビジネスに関連性の低いドメインを選択してしまい、SEOの観点からドメイン変更を検討している方は、ドメインの変更をしなくても問題ありません。

いくつかの研究ではドメイン名にキーワードを含めることに僅かなメリットがあることが示唆されていますが、 Google のWebマスタートレンドアナリストのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏によれば、ドメイン名に含まれるキーワードはWebサイトのランク付けには役立たないと説明しています。

ドメインを変更したとしても得られるメリットが殆ど無いばかりか、順位変動リスクのほうが大きいため、SEO上の理由でドメインを変更することはお勧めしません。

アクセス数を失うことなくドメインを変更する方法

可能な限り検索順位とアクセス数を失わずにドメイン名を変更するために注意すべき点を紹介します。なお、これらを適切に実行したとしても短期的に変動する可能性があります。

コンテンツは移行前と同じ状態を保つ

内部リンクの破損やリダイレクト設定に関するエラーは移行中に修正することができますが、コンテンツやデザインの見直しやブログコンテンツの改善などの重要な作業については、ドメイン変更作業と同時に行わないようにしましょう。

これは単にドメインの変更作業を単純化するだけでなく、ドメイン変更後のうまくいった部分とそうでない部分を切り分けるために重要なポイントで、ページのデザインやレイアウト、コンテンツを変更してしまうと、問題の原因を特定することが難しくなります。

したがって、ドメインの変更前と後のコンテンツは可能な限り同一になるようにし、Google が古いページと新しいページの関係性を理解しやすいようにするため、URL構造を変更しないようにしましょう。

また、Webサイトのデザインやページ内のコンテンツ、できればWordPressなどのCMSも同じものを使用することをおすすめします。

新しいドメインの健全性を確認する

新しいドメイン名が決まったら、取得前にWayback Machine(https://web.archive.org/)などのサービスを使って、過去にそのドメインで掲載されていたサイト内にスパムコンテンツなどがないかを確認してください。

もし検討中のドメインが有害なウェブサイトで使用されていた場合、Google によるスパム判定を受けている可能性があるので、これらのドメインは避けましょう。

リダイレクト設定

検索順位やアクセス数を維持したままドメイン名を変更したい場合、リダイレクト設定は最も重要なステップになります。

301リダイレクトは、変更前のURLにアクセスがあったときに、変更後の新しいURLにリダイレクトさせるために使用します。

ドメイン名の変更、httpからhttpsへ移行するケースでURLのスラッグが変わらない場合は個々のページのリダイレクト設定を行う必要はなく、ワイルドカードリダイレクトで対応することができます。

変更前の多数のURLから新しい1つのURLにリダイレクトすることも可能ですが、これはリダイレクト先URLのコンテンツが関連性のあるものである場合にのみ行いましょう。

大量のURLをトップページなどの関連性の低いページにリダイレクトすることは、ソフト404エラーと見なされる可能性があるため避けたほうが良いです。

まとめ

今回は、検索順位とアクセス数を失うことなくドメインを変更する方法や、ドメインを変更しない方がいいケースなどについてご紹介しました。

可能な限りドメインの変更はおすすめしませんが、変更する必要が有る場合は適切な処理を実施し、アクセス数を失わないようにしましょう。

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SHINYA
代表執行役員社長
中小企業とローカルビジネスに特化したWeb広告ソリューションを提供しています。 経営者の皆さまのチャレンジに真摯に向き合い、Webマーケティングの力を最大限に活用できるようお手伝いさせていただきます。