今回は、なんとなく言葉からイメージしやすい単語ではありますが、ネット広告のレポートなどでよく出てくる「クリック数、クリック率、クリック単価」についてわかりやすく解説していきます!
- Webマーケティングの勉強を始めたばかりの方
- 広告を配信した際にレポートに記載があるけど意味を忘れてしまった
- 意味を再確認したい
そんな方向けの内容となっていますので一緒に学んでいきましょう!
クリック数(CT)とは?

クリック数とは、広告が表示されてユーザーがクリックした回数のことです。レポートで「CT(Click Through)」と記載されることがあります。
クリック数が多いほど、ユーザーにとって目の引く広告が出稿できているといえます。
クリック率(CTR)とは?

クリック率(CTR=Click Through Rate)とは、広告が表示されてクリックされた割合のことです。
クリック率も高いほどユーザーにとって目の引く広告であるといえます。しかし、クリック率が高くてもコンバージョン数(※1)が低いと意味がありません。
クリック率、コンバージョン数のバランスを確認しましょう。
(※1)コンバージョン数…コンバージョンとは、そのサイトが目標とする成果のことを指します。 目標とする成果はサイトにより異なり「商品購入、資料請求、電話・メール問い合わせの獲得」などがあります。つまり、コンバージョン数とは「成果の獲得数」のことです。
クリック単価(CPC)とは?

クリック単価(CPC=Cost Per Click)とは、1クリックあたりの費用のことです。
Google やYahoo! 広告などの「リスティング広告やディスプレイ広告」は大抵が「クリック課金制(※2)」ですので、広告が表示されただけでは費用が発生しません。あくまで、1クリックされてはじめて料金が発生します。
リスティング広告では、広告を表示させる「キーワード選定」を行なっていきますが、業種・商品・サービスなどによりクリック単価が高騰しているものもあります。
クリック単価が高騰しているということは、それだけ市場からのニーズが高く、競合店が多い業種であるといえるでしょう。
(※2)クリック課金制…クリックされて費用が発生する広告のこと。インプレッション課金は、広告が1,000回表示されると料金が発生するタイプのものでクリック課金制とは費用の発生システムが異なります。
クリック単価の相場は?
先述しましたとおり、クリック単価は業種により単価が大きく異なります。
あくまで目安ですが、
- リスティング広告のクリック課金の相場…1クリック約50〜100円
- ディスプレイ広告のクリック課金の相場…1クリック約50〜100円
- ディスプレイ広告のインプレッション課金の相場…1,000回表示 約10〜500円
といわれています(※3)。
おおよそのクリック単価は「キーワードプランナー」から調べることができます。
今回は、キーワードプランナーの解説は割愛しますが「自転車」「自動車 保険」とふたつのキーワードのクリック単価を見てみましょう。


両者ともに、月間検索ボリュームが10万〜100万回ほどですが「自転車」のクリック単価:24〜80円、「自動車 保険」のクリック単価:728〜3,330円となっています(2022年7月現在)。
「自動車 保険」のクリック単価をみるとなんとなくイメージがつくと思いますが、保険業界は競合が多いためクリック単価が高騰しているということが見受けられます。
上記のようにさまざまな要因から変動を受け、これだけの差があるため一概にクリック単価は「〇〇円です」とお伝えできないのが現状です。
(※3)業種や商品、サービスにより異なりますのであくまで目安としてお考えください。
まとめ
今回はクリック数、クリック率、クリック単価についてご紹介をしました。
クリック数は多いほど良いものの、それに伴いコンバージョン数が比例して高くなっていなければ良い広告運用はできているといえませんでしたね。
当社ではリスティング広告・ディスプレイ広告の運用や、ランディングページ制作も承っております。広告の配信について悩まれている事業者様は、お気軽にご相談くださいませ。